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学校歯科健診で「要精検(歯列・咬合)」と言われたら?
こんにちは!熊本市中央区にある歯医者、新屋敷津田歯科こども歯科歯科医師の小堀聖子です!
新学期が始まり5月には学校検診が行われるこの時期、親御さんの心配事が出てくる時期でもありますよね。
学校の歯科健診で、お子さんが
「要精検(歯列・咬合)」 と書かれたお知らせをもらってきて、不安に感じた保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「歯並びが悪いということ?」
「すぐに矯正治療が必要なの?」
「様子を見ても大丈夫なの?」
など、さまざまな疑問が浮かぶと思います。今回は、学校歯科健診で「要精検(歯列・咬合)」と指摘された場合に考えられることや、歯科医院での対応についてご説明します。
まず、「要精検」とは、
学校健診の段階では詳しい診断ができないため、一度歯科医院で詳しく調べた方がよいと判断された状態
を指します。特に歯列やかみ合わせに関しては、短時間の健診では細かな状態まで確認することが難しいため、疑いがある場合に「要精検」と記載されます。
歯列・咬合の異常とは、簡単に言うと歯並びやかみ合わせに問題がある状態です。例えば次のようなケースが挙げられます。
・歯が重なってガタガタしている(叢生)
・前歯が強く前に出ている(出っ歯・上顎前突)
・下の歯が上の歯より前に出ている(受け口・反対咬合)
・すきっ歯(空隙歯列)
・前歯がうまくかみ合っていない(開咬)
このような歯並びやかみ合わせの問題は、見た目の問題だけではありません。場合によっては、お口の機能や将来の健康に影響を与える可能性があります。
例えば、歯並びが大きく乱れていると、食べ物をうまく噛むこと(咀嚼)が難しくなることがあります。また、歯の位置やかみ合わせによっては、**発音に影響が出る場合(発語の問題)**もあります。
さらに、歯が重なっている部分は歯ブラシが届きにくくなるため、むし歯や歯ぐきの病気(歯周炎)のリスクが高くなることがあります。子どものうちは問題が少なくても、成長するにつれてお口のトラブルにつながることもあるため注意が必要です。
歯並びの問題は、お口の中だけの問題ではなく、顎の成長やお口の機能とも深く関係していることが多いと考えられています。例えば、口呼吸の習慣や舌の位置、お口周りの筋肉のバランスなどが歯並びや顎の成長に影響することがあります。
また、歯並びが気になることで、人前で笑うことをためらったり、見た目を気にして心理的な負担を感じてしまうお子さんもいます。そのため学校歯科健診では、歯並びの問題が子どものからだやこころの健康に影響する可能性があると判断された場合、「要精検」として歯科医院での確認をすすめています。
ただし、「要精検」と書かれていたからといって、必ずすぐに矯正治療が必要になるわけではありません。
お子さんの歯並びは成長とともに変化するため、現在の状態を確認したうえで
・経過観察でよいのか
・将来矯正治療が必要になりそうか
・今のうちに対応した方がよいのか
などを判断していくことが大切です。
特に成長期の子どもは、顎の成長を利用した治療が可能な場合があります。早い段階でお口の状態を把握することで、将来の歯並びやかみ合わせをより良い方向へ導ける可能性もあります。
当院では、歯並びだけでなく、呼吸の仕方、舌の位置、お口の機能、顎の成長の状態などを総合的に確認しながら、お子さん一人ひとりに合った小児矯正の相談を行っています。
学校歯科健診で「要精検(歯列・咬合)」と書かれていても、必ずしも治療が必要とは限りません。しかし、現在の状態を知ることは、お子さんの将来のお口の健康を守るうえでとても大切です。
もし学校健診の結果を見て気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。お子さんの成長に合わせて、最適な方法を一緒に考えていきましょう。
引用:一般社団法人 日本学校歯科医会
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監修 歯科医師 小堀聖子
日本歯科麻酔学会認定医
日本歯周病学会認定医
MRC認定エデュケーター
日本口腔インプラント学会
日本睡眠歯科学会