ブログ
blog
インプラントの寿命はどれくらい?10年後の生存率と実際のところ
こんにちは!熊本市中央区にある歯医者、新屋敷津田歯科こども歯科 歯科医師の津田です!
「インプラントって一生持つんですか?」
カウンセリングでとてもよくいただく質問です。
結論からお伝えすると、インプラントは非常に長持ちする治療法ですが、「一生絶対に持つ」と言い切れるものではありません。ただし、適切な治療とメンテナンスを行えば、10年以上しっかり機能する可能性が非常に高いことが、多くの研究で示されています。
今回は「実際どれくらい持つのか?」を、エビデンスをもとにわかりやすく解説していきます。
■ インプラントの平均的な寿命
世界中で行われている研究をまとめると、インプラントの生存率(=抜けずに機能している割合)は以下のように報告されています。
- 5年後:約95%以上
- 10年後:約90〜95%
- 15〜20年後:約80〜90%
つまり、10年経っても約9割以上が問題なく使えているという、非常に高い成功率の治療です。
これは入れ歯やブリッジと比較しても、長期的な安定性が高いことを示しています。
■ 「生存率」と「成功率」は違う
ここで少し専門的な話になりますが、「生存率」と「成功率」は別の意味を持ちます。
- 生存率:インプラントが抜けずに残っている状態
- 成功率:痛みや炎症がなく、骨の状態も安定し、機能的・審美的にも良好な状態
つまり、単に残っているだけでなく、快適に使えているかどうかが重要です。
一般的に成功率は生存率より少し低くなりますが、それでも約80〜90%程度と高い水準が報告されています。
■ インプラントの寿命を左右する要因
では、インプラントが長持ちするかどうかは何で決まるのでしょうか?
大きく分けて以下のような要因があります。
① メンテナンスの有無
最も重要なのがこれです。
インプラントは虫歯にはなりませんが、「インプラント周囲炎」という歯周病に似た病気になることがあります。
定期的なクリーニングやチェックを受けている方は、受けていない方に比べて明らかに長持ちすることがわかっています。
② 日々のセルフケア
毎日の歯磨きの質も大きく影響します。
特にインプラント周囲は汚れが溜まりやすいため、歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシの使用が重要です。
③ 喫煙習慣
喫煙はインプラントの大きなリスク因子です。
血流が悪くなることで骨との結合が弱くなり、脱落や周囲炎のリスクが高まることが知られています。
④ 骨の状態・全身状態
骨の量や質が十分かどうか、また糖尿病などの全身疾患も影響します。
ただし、現在では骨を増やす治療(骨造成)も発達しており、多くのケースで対応可能です。
⑤ 噛み合わせ・力のコントロール
歯ぎしりや食いしばりが強い場合、インプラントに過度な力がかかり、寿命を縮める原因になります。
必要に応じてナイトガードを使用することもあります。
■ インプラントは「入れて終わり」ではない
インプラントは非常に優れた治療ですが、入れたら終わりではなく、その後の管理が非常に重要な治療です。
逆に言えば、しっかりとケアを続ければ、
- 10年、15年と長く使える
- 自分の歯のようにしっかり噛める
- 見た目も自然に保てる
という大きなメリットがあります。
■ 当院からのメッセージ
インプラントを長持ちさせるために大切なのは、
- 正確な診断と適切な治療計画
- 清潔な環境での安全な手術
- 治療後の定期的なメンテナンス
この3つです。
当院では、治療前の診査診断から術後のフォローまで一貫して行い、患者さまのインプラントができるだけ長く、快適に使えることを大切にしています。
■ まとめ
インプラントは、
「10年で約90%以上が残る」とされる長期的に安定した治療法です。
ただし、その寿命は
「治療の質」+「患者さんご自身のケア」
によって大きく変わります。
「できるだけ長く使いたい」
そう思われる方は、ぜひ一緒にしっかり管理していきましょう。
新屋敷津田歯科こども歯科のインプラントページはこの文章クリック
■ 参考文献
- 日本口腔インプラント学会 編:口腔インプラント治療指針・診療ガイドライン
- 日本口腔インプラント学会誌(各種臨床研究・長期報告)
- 日本歯周病学会:インプラント周囲炎に関するポジションペーパー
九品寺交差点から徒歩5分の歯医者
こどもから大人まで通える歯医者
小児矯正、マイオブレース矯正、マウスピース矯正、インプラント、親知らずの抜歯、口臭、睡眠時無呼吸、幅広い分野を行っています。
お口の悩みがあればとりあえず新屋敷津田歯科こども歯科にいこう!
なんでも相談してください
津田歯科のラインはこちらから
監修 歯科医師 津田禮彰
日本口腔外科学会認定医
日本口腔インプラント学会認定医
日本口腔インプラント学会
日本歯周病学会